発送もせどりで稼ぐ重要な手段の一つです。
せどりで今一つ稼げない人の中には、
この発送を疎かにしている人も多くいると、
ぼくは考えています。
ぼくの知り合いに、
せどりの発送が異常に遅い人がいます。
1日に1冊か2冊あるかないかの発送業務を、
1時間くらいかけておこないます。
ピッキングと梱包で30分くらいで、
その後ヤマトの営業所にメール便を持って行って、
往復で30分くらいかけます。
ヤマトさんはメール便を1冊から集荷に来てくれるのですが、
この人は、それをご存じないようです。
もちろんこの人は、
せどりでは儲かっていません。
儲からないから発送が遅いのか、
発送が遅いから儲からないのかは定かではありませんが、
多分、両方だと思います。
この人は、発送業務をするまでの時間も遅いですし、
受注から発送までの時間も、
Amazonの発送期限ギリギリと遅いです。
1冊を発送するより、
何冊か注文がまとまったら発送すると言うのは、
お客様を待たせるのでぼくは認めませんが、
効率的なことは分かります。
その人はそうではなくて、
発送期限の最終日に発送をおこないます。
お客様を待たせるくらいなら、
いっそうのことFBAにしたらどうかと助言したこともあるのですが、
取り扱っている本が古いものが多くすぐには売れずに、
経費がかかると言うことで、
FBAにはしたくないとのことでした。
この「自分さえよければ」と言うレベルは、
もはや、病気と言いたいところです。
ぼくの実感値として、
古本を100万円売るのは大変です。
日商で約33,000円で、
古本の販売単価は高くないので@550円とすると、
毎日60冊の本を発送する必要があります。
日に60冊発送の忙しさが、
月商100万円の発送の生産性レベルです。
要するに、
月に100万円売りたければ、
このレベルをなんとかしなければなりません。
平均販売単価を@550円から@750円、あるいは@1,000円にすれば、
発送数は減りますが、
その分、仕入れが大変になってくるでしょうし、
そもそも、古本せどりの平均販売単価なんてそう簡単には変化しません。
毎日60冊の発送をこなすには、
相応の効率化と筋力トレーニングが必要です。
筋力トレーニングと言うと少し大袈裟ですが、
効率化の次に重要なことは、手を速く動かすことですので、
手を速く動かす練習が必要になります。
ピンと来ないかも知れませんが…
目標月商の発送力がなければ、
目標達成は出来ません。
以下に、効率化とトレーニングの詳細を記載します。
効率化とトレーニングの詳細
▼効率化とは?
・消耗品の種類を減らす
・流れ作業にする
・人員を増やす
・FBA
プチプチ封筒とは、クッション封筒等とと言われている、
封筒の裏側にプチプチ(エアー緩衝材・エアークッション・エアキャップ)が付いて市販されているものです。
サイズによって値段が違うのですが、
安いもので1枚15円くらいで、
楽天やAmazonで購入出来ます。
消耗品の種類を減らすとはどう言うことかと申しますと、
封筒を接着するのに、ノリとセロテープを使っているのでしたら、
セロテープに統一することです。
ノリとセロテープとガムテープを使っているのでしたら、
クリアテープと言う、ガムテープサイズの透明版テープに統一することで、
消耗品は一つで足ります。
消耗品を持ち変える手間は意外と時間を食いますので、
一つにすることで効率化がはかれます。
テンポの速い音楽を流すと言うのも、
効率化の手立てかも知れません。
▼手を速く動かす練習とは?
・1時間に何冊梱包出来るかをチェックして次回はその記録を破るために努力すること
・その記録が大記録なら如何に破るかを模索すること
と言うことを実践することです。
まあ、FBAの利用がいいのですが、
古本せどりの場合は、
低い販売単価から手数料を支払ったらいくらも儲からない、
雑誌の送料差益もバカにならない、
とお考えの方も多いかと思います。
ぼくが推奨する形は、
自分が目標とする月商の生産性の忙しさと発送力くらいは、
身に付けておくことです。
効率化や生産性と言う概念は、
せどりで稼いで行く上で重要なものです。
難しく考えると実践出来なくなりますので、
「スピード」と言うキーワードで覚えておいて下さい。
発送力があれば稼ぐ自信になりますし、
発送業務をビジネスに出来るかも知れません。
ぜひ、ご参考下さい。
ちなみに…
前出の発送が遅い方の月商は、
在庫が約1,500点くらいで1万円、よくて2万円程でした。
ぼくが一時的に仕事を手伝った期間は、
在庫点数が6,000点まで増えて月商20万円くらいまで行ったそうなのですが、
ぼくが手伝いを終えたら、
以前の数字に戻ったようです…
やっぱり、
ちゃんとご理解頂かないとダメですね。
やっぱり、
理解と実践も稼ぐスキルのようですね…
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