車で走っている時、
道路沿いに「●●紙業」という看板を、
見かけたことありませんか?

 

それが、
古紙再生業者(再生資源業者)です。

 

ちり紙交換業者から、
古紙を買い取る業者です。

 

古紙再生の流れは、
次の通りです。

 

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1.古紙回収業者

 

 ↓

 

2.再生資源業者

 

 ↓

 

3.直納業者

 

 ↓

 

4.製紙メーカー

 

 

古紙回収は、主に町内会や自治会などの集団回収と、
ちり紙交換業者があります。

 

再生資源業者は、
古紙回収業者から搬送された古紙類を買い取り、
後、種類別に選別処理します。

 

直納業者とは、
この古紙を梱包機械にかけて1トンぐらいの大きさにプレスして、
ワイヤーがけし大型トラックに乗せ替えて、
製紙メーカーに運びます。

 

再生資源業者と直納業者は、
兼業のところも多いようです。

 

 

ぼくはブックオフに10年間勤務していたのですが、
ブックオフから出た廃棄の本は、地元の古紙回収業者、
もしくは産廃業者に引き取ってもらいます。

 

もちろん有料で、
ブックオフが料金を支払います。

 

また逆に、
ブックオフに本を持ち込む業者もあります。

 

小さい個人の業者は、
直接店頭で買取にしたり、

 

少し大きな業者は、
業務取引として本を売ってくれたりします。

 

全ての業者が本をブックオフに売る訳ではないのですが…

 

古本屋の買取が、
古紙の換金よりも高いと気が付いた業者が、
ブックオフに本を持ち込むようです。

 

もっとも、大手にはノルマがあったり、
古紙の流出を避けて古本屋には売ってはいけない等の、
禁止事項もあるようですが。

 

ただやはり、交渉次第では、
古紙再生業者から本を買うことは可能です。

 

知り合いの古本屋の中には、
何年もの間独占的に取引をしているところもあります。

 

ぼくが務めていたブックオフの近くにあった古本屋も、
古紙再生業者と取引をしていました。

 

ある時そのお店に偵察に行ったら…
ブックオフの廃棄本らしきものが販売されていました。

 

ブックオフでは、
商品にならない本は廃棄本として業者に回収してもらいますが、

 

その際に、
本の底(地の部分)にマジックで線を入れます。
俗に言う、ゾッキ印と言うものです。

 

なんとその本が、店頭に大量に並んでいました!?

 

ブックオフの廃棄本は、
業者の回収日まで倉庫(物置)に保管しておきますので、

 

最初ぼくは、
近所の古本屋が盗んだものだと思っていました。

 

後、よくよく調べてみると…
その近所の古本屋は、
古紙再生業者から仕入れていると判明しました。

 

 

そのことが頭にあったので、
脱サラ後は、ぼくも業者から仕入れるようになりました。

 

最初から面識はなかったので、
電話帳片手に片っ端から仕入れ交渉を行いました。

 

中には、断るところもありますが…
かなりの確率でOK!を頂きました。

 

 

最初の頃はスポット的にお邪魔していたのですが、
本当に邪魔になるようで…

 

後、本を貯めておいてもらって、
ある程度の数になったら連絡を頂いて、
引き取りにうかがうようになりました。

 

ぼくの仕入れ金額は、
紙の買取相場の2倍です。

 

ちり紙交換業者と同じく、
選ばずに集めてもらったものすべてを買い取りました。
長く取引を続けたかったので。

 

最近では、大口が出た時にだけ、
連絡をもらうようにしています。

 

大口とは、
引っ越しとかで多くの本が出た時です。

 

いつだったか、
在庫処分か閉店か分かりませんが、

 

古本がダンボールで300箱くらい出た時がありました。

 

当時はさすがに、全て引き取ることは無理でしたので、
箱の中身を見させていただいて…
30箱くらい仕入れさせて頂きました。

 

 

この方法は何と言っても、
本を安く大量に仕入れられます。

 

仕入れが出来るようになったら、
如何に換金出来るかが、
長く商売をするポイントになります。

 

電話帳を知らべれば、
古紙再生業者はお近くに1件くらいはありますので、

 

ぜひ、チャレンジしてみて下さい。

 

⇒ 「廃品回収せどり」に続く…
⇒ ちり紙交換せどり3部作